【蒲郡】サトウキビの副産物を寝具に|沖縄・浦添市の企業と連携

2026/08/08 00:00(公開)
バガス生地の寝具をPRする水藤社長㊧ら=蒲郡商工会議所で
バガス生地の寝具をPRする水藤社長㊧ら=蒲郡商工会議所で

 蒲郡市の寝具メーカー「音部」は7日、サトウキビを加工した際の副産物「バガス」をアップサイクルした寝具セットを発売した。市内の寝具加工「伴装」と、友好都市の沖縄県浦添市にあるアップサイクル素材製造開発「Curelabo(キュアラボ)」との連携で誕生した。友好都市間の企業で作り上げたのは初めて。

 

 バガスはサトウキビから砂糖を精製した後に残る繊維質の副産物。これまで十分に活用されてこなかった未利用の地域資源だった。

 

 音部の水藤頼利社長が、地域の未利用資源を生かしたものづくりに取り組みたいと考えていた際、蒲郡商工会議所からキュアラボの紹介を受けた。その後、水藤社長自ら連絡を取って連携が実現。まず実績のあるバガス生地で商品化し、将来的には蒲郡独自の製品づくりも目指す。

 

通気吸湿に優れ1年快適に

 

 寝具はバガス生地の敷パッド1枚と枕パッド2枚をセットにした3点セット。敷パッドは約100×205㌢のシングルサイズで四隅にゴムが付き、マットレスや敷布団に取り付けやすい。枕パッドは約43×63㌢のゴムバンド式で脱着が簡単。いずれも通気性、吸湿性に優れ、肌触りが柔らかく、1年を通して快適に使える。

 

 工程はキュアラボがバガスをパウダー状にして麻と混ぜ、和紙にする。それを糸に加工した後、織り上げた生地を伴装が寝具に仕立て、音部が販売する。それぞれの企業が持つ技術を結び付け、未利用資源を繊維へとアップサイクルし、環境負荷の低減と地域産業の活性化を同時に目指す。

 

 セット価格は1万6280円で、音部の公式オンラインショップなどで販売する。

 

 水藤社長は「肌触りが良く、綿と比べて軽い。天然素材で夏も快適に使える」と話した。

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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