豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は7日、絶滅危惧種の鳥「アカモズ」の生息域外保全活動で、飼育下での初産卵と試験放鳥を確認したと発表した。人間環境大学環境科学部、長野アカモズ保全研究グループ、信州大学理学部、北海道大学地球環境科学研究院、野生生物生息域外保全センター、飯田市立動物園などとの共同事業。
アカモズの日本生息亜種は日本のみで繁殖し東南アジアで越冬する渡り鳥で、環境省レッドリストの絶滅危惧IA類や種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に指定されている。長野県内の観察では今年、30のつがいが確認されたものの、前年の43から大幅に減少しており、野生個体群は依然として極めて危機的な状況にある。同園などの研究グループは2023年から共同で保全事業に取り組んできた。
発表によると、2024年に同園で人工ふ卵や育雛(いくすう)によって成育した雌1羽が4個を産卵し、無精卵だったが飼育下での初産卵を確認した。今年も長野県内で親鳥が放棄した卵や衰弱したひなを保護し、人工ふ卵と育雛を実施した。
購読残数: / 本
1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。