豊川で県移動美術館「かたち」展

2017/06/14 00:00(公開)
「かたち」をテーマとした国内外の作家による作品=桜ヶ丘ミュージアムで
 豊川市桜ヶ丘ミュージアム2階で13日、県美術館、県陶磁美術館による今年度の移動美術館「かたちKATACHIみえるもの+みえないもの」が始まった。7月8日まで(月曜休館)。入場無料。
 県内の各市持ち回りで開催されている企画展で、豊川市では2006(平成18)年以来11年ぶりの開催。県美術館に所蔵されている絵画や立体作品30点と、県陶磁美術館所蔵の陶器など7点を展示している。
 国内外の著名作家の作品から、20世紀後半から21世紀かけ「かたち」がどのように表現されてきたかをテーマに紹介。抽象画や想像の世界などを描いた「かたちのないもの」や、自画像や風景画など「かたちのあるもの」まで、個性や風潮の変遷に触れることができる。アクリルで鮮やかに描いた根岸芳郎氏の「97-11-18」や、ピカソに影響を受けた横尾忠則氏による「浪漫主義者の接吻」、米国人のリチャード・ノトキン氏による「楕円形の脳のティーポッド」などが来館者を引き付けている。
 この日は山脇実市長らも出席する開場式があり、県美術館の南雄介館長は「作家たちの形や色を巡る冒険を楽しんでほしい」と呼びかけた。
 関連行事として、17日には学芸員による展示説明会、7月8日午前11時、午後1時半からは4人組の「ムジカ・ピアット」によるコンサート(無料)が予定されている。
(由本裕貴)
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