田原の法華寺などで「ほうろく灸」祈とう会

2019/07/28 00:00(公開)
熱い灸を置いたほうろくを乗せ、じっと我慢する人たち=法華寺で
熱い灸を置いたほうろくを乗せ、じっと我慢する人たち=法華寺で
 土用の丑(うし)の27日、東三河各地の寺で夏病み防止に効くと言われる「ほうろく灸(きゅう)」祈とう会が行われ、夏の暑さを乗り切ろうという人らが訪れた。
 ほうろく灸は、素焼きの平らな「ほうろく」を逆さにして頭に乗せ、ほうろくに置いた一つかみ程度のもぐさに火をつける。熱い灸が頭のつぼを刺激し、土用の丑の日に祈とうを受けると夏バテ防止、頭痛よけに効き目があるとされ、豊橋市の普門寺や赤岩寺、田原市の法華寺などで古くから行われている。
 田原市野田町の法華寺ではこの日、台風の接近で昼までとし、午前中に年配の人や幼い子を連れた家族連れらが訪れた。頭の上にほうろくを乗せ、もくもくと煙を上げる灸から伝わる熱さを頭全体にあてながら、豊田英証副住職ら3人の僧侶による読経の流れる間、じっと我慢していた。祈とう後、お守りを受け取った。
 豊橋市から小学1年の孫、夫(73)と訪れた女性(68)は「毎年ではないが、来れるときに祈とうを受けています。熱さがじわじわ伝わり、気持ち良かったです。頭痛に効くといいですね」と話していた。
(中村晋也)
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