エコカーレース連覇を目指す 豊橋工業高定時制の機械工作部

2019/10/25 00:00(公開)
27日のエコカーレースで連覇を目指す機械工作部員ら=豊橋工業高校で
 県立豊橋工業高校定時制の機械工作部が、岐阜県で27日に開かれるエコカーレースで2連覇を目指し、夜な夜な愛車「夜高星 流」の開発を進めている。
 同校が前回優勝した「Econo Power in GIFU」のハイブリッドカー部門は、太陽電池(100㍗以下)とバッテリーを動力に、特設コースを45分間で走行した周回数を競う。
 授業が終わる午後9時からが活動の時間。作業着に身を包んだ1~3年生の部員11人が、レースに出場する車両3台の製作に励む。
 「より早く」と、今年は3年・髙橋拳介部長(17)の発案で、これまで既製品だったモーターの開発に挑戦。前回大会では余ってしまったエネルギーをより効率よく使うため、スピードを調節する機工を付けるなど、同校OBの高技工業(豊橋市西七根町)の水梨潤一専務らの助言を受け、何度も試作を繰り返してきた。
 前回大会でも優勝した「夜高星 流」は代々、部に受け継がれる名前だ。車体は強豪校に多い、軽くて丈夫なカーボン製ではなく鉄。授業で学ぶ溶接と旋盤の技術を生かし、毎年、いちから作りかえている。
 今年は、強度を保ちつつ軽量化するため、鉄のフレームにドリルで何百個も穴を開け、昨年より2~3㌔減量。前後の重さ、左右のバランスを調整しながら、ち密に作業を進めてきた。「ただの鉄。それで勝てたらうれしい」と髙橋部長は笑う。
 同部は他に、電気自動車の部にもエントリー。ドライバーで副部長の荒川裕斗さん(17)は「見ている観客にワッと言わせるような走りをしたい」と、3位以内を目標に掲げる。
 ライバルは、強豪・飯田OIDE長姫高校。「昨年、長姫高校は不調だったので、実力で勝てたわけではない。今度こそ」と部員たちは気合十分だ。
(飯塚雪)
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