会社役員 野尻眞理子さん(65)
選挙には関心を持っていますし、当日も投票に行く予定です。
行政、政治には関心があるが、たくさん並ぶ政策については聞いていてもピンとこない。それよりも、これまでの行動、どういう動きをしてきたかが自分にとっては重要です。課題は大事かもしれないけれど、それらを実行に移す気があるかどうかを見極めたいです。 候補者の活動は、割と関心を持って注意深く見てきたつもりです。一方向だけからの切り口で首長を選ぶものではない。信頼がおけるかどうか、その人の「人間力」も大切になってきます。大事があったときの対応力、みんなを引っ張る力があるか、とか。危機管理能力、危機への心構えも持っていてもらいたいですね。「市民の命を守るのは自分だ」と、腹をくくってもらいたい。市のリーダーとして意思表示をしてほしい。とにかく、人間としての資質を重要視したいですね。
あとは、市の組織の見直しかな。本当に動きやすい組織なのかを考え、組織図を今一度考えてもらいたいと思います。良いことは継承しながらも、いろいろなことを疑問視していくことも大切だと思いますね。今回が見直しをするのに良い機会ではないでしょうか。
個人的には、長年、芸術の仕事に携わってきた立場から少し疑問に思うのが、美術博物館の立ち位置。文化芸術事業を手掛けるのに文化・スポーツ部でなくて教育委員会の組織であることが不思議な気がしますね。
プラットや「ここにこ」、建設中のまちなか図書館など、豊橋の良い施設の活用法を広げてほしい。柔軟な対応で、市のソフト面、ハード面を偏ることなく充実させてほしいですね。
中部日本書道会東三河支部長 林田虎峰さん(66)
コロナ禍の中ですが、文化について目を向けてもらいたいです。豊橋は岡崎、豊川、田原などの近隣市町村と比べても、文化面で見劣りすると感じることがあります。
例えば一般の人が作品を展示する場合、豊橋市美術博物館に展示するための料金は、豊川市の桜ヶ丘ミュージアムと比較して割高です。展示場所も少ないような気がします。豊橋には市民文化会館があるとの意見もありますが、昔の施設で天井が低く、今の時代の展示には合わないのが現状です。
書道に携わるものとして、豊橋筆を活用して文化の発信をすることを提案します。せっかくある地場産業を生かさない手はないと思います。豊橋筆と書道をセットにした文化の発信は、地域の産業にもプラスになると思います。
豊橋は「文化不毛の地」と言われることがあります。他の地域からこのようなことを言われないようにお願いします。
主婦、河合寿々代さん(60)
先人が築いた芸術、文化を大切にして、後世に引き継いでもらいたいです。日本人はもちろん、日本に住む海外の皆さんにも伝えてほしいです。豊橋には多くの外国人が住んでいます。皆さんが日本文化に触れるきっかけづくりに尽力してください。