山田もと生誕100年を記念

2020/11/22 00:00(公開)
山田もと(提供)
山田もと(提供)
 田原市出身の児童文学作家、山田もと(1920~2004年)の生誕100年を記念し、12月5日の市博物館での展示会を皮切りに「もとばあちゃんが残した たはらの民話」と題した記念事業が催される。「水の歌」などの著作で知られ、郷土の民話や伝説など幅広い作品を残した。出身校区と連携した企画展もある。
 代表作「水の歌」は豊川用水をテーマに渇水地帯の渥美半島の様子などを描いた。三河弁の会話が随所に出ている。
 市博物館での「渥美半島と文学~児童文学作家 山田もと」では著作の原稿をはじめ、自身が作詞した母校の大草小学校校歌などの草稿など多くの収蔵品を展示する。2月7日まで。
 12日からは中央図書館と大草校区市民館で企画展を催す。
 図書館は著作や年譜を展示。渥美と赤羽根両館は1月9日から追って開く。中央図書館では他に、音読(25日、当日15人)や読み聞かせ(1月24日、同10人)イベントもある。校区市民館では大草小学校や校区との関係を展示物でたどる。ともに2月11日まで。
 記念行事は20日午後1時半から市文化会館で開催する。
 「妖怪百物語」で知られるばったり堂(豊橋市)の内浦有美さんが「地域のおはなしを語り継ぐ魅力」と題し、田原や豊橋の民話300話をもとに解説する。
 ほか、大草小学校児童が「水の歌」の演劇、成章高校演劇部員が朗読劇などを披露する。座談会では、ゆかりのある関係者が「もとばあさん」との思い出を語らう。事前予約で定員80人。
 記念行事の申し込み・問い合わせは、中央図書館(0531・23・4946)へ。
【加藤広宣】
「水の歌」など博物館に残る原稿
「水の歌」など博物館に残る原稿
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