キョウエイがマスク製造第2工場稼働

2020/12/05 00:01(公開)
第2工場内でマスク製造に取り組む従業員たち=豊橋市岩屋町で
第2工場内でマスク製造に取り組む従業員たち=豊橋市岩屋町で
 人材派遣会社のキョウエイ(三浦勝社長)は、使い切りタイプのマスクを製造する第2工場を豊橋市岩屋町で稼働させた。新型コロナウイルス禍の中、マスクの「地産地消」を目指そうと事業化した。現在では他社からの受託生産もあり、月間60万枚の出荷体制で取り組んでいる。
 同社は中国に依存しているマスク製造を自社で担えないかと検討し、機材を購入して8月に雲谷町の空き店舗で第1工場を稼働させた。
 需要を見込んで第2工場の稼働まで計画、岩屋町の旧飲食店舗に新たな機材を搬入した。第2工場ではブラジルやフィリピン、中国、ペルー出身の従業員10人が働く。2交代制で延べ25人が生産工程に就いている。
 新型コロナは第3波に入った。感染症が広がる冬を迎えており、インフルエンザ対策を含めてマスクが欠かせない時期になっている。現在は大阪府内の会社からOEM(相手先ブランドによる企画と生産)の委託を受けて製造している。
 キョウエイ営業部の福井健一郎次長は「大量生産する国内企業も増えており、価格競争もある。着実に出荷できるよう人員を整え、製品チェックをしていきたい」と話している。
 第2工場では医療用マスクの製造機もあり、体制が整い次第、機械を稼働させ、生産を開始する方針だ。
【安藤聡】
医療用マスクの製造機
医療用マスクの製造機
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