豊川の定光寺が改修終わり落慶式

2020/12/06 00:00(公開)
改修された定光寺の外観
改修された定光寺の外観
 豊川市中条町に曹洞宗の定光寺の改修工事が終わり、11月28日に落慶式が営まれた。

 1620年の創建。地域住民の憩いの場所になっていた。前回の改修はは1906年にあった。
 8年前、住職の角田祐樹さん(35)の先代の頃から、改修が話題になっていた。角田さんはその思いを引き継いで寄付を募り、寺の護持会員や関係者など約100人以上が協力した。2月16日に起工式があった。工事のため本堂に安置されている位牌を一時、関係者に保管してもらった。
 改修は屋根や柱、床、壁など広範囲だ。さらに以前は本堂になかったトイレを設置した。また、入り口に手すりとスロープも取り付けた。
 室内も畳やふすまが張り替えられた。本堂に安置してある阿弥陀如来も傷んでいたが、仏具屋に出して修復した。外の塀も建て直した。
 改修工事中に発見があった。本堂の外陣の欄間に彫刻された3体の龍だ。今まで垂れ幕が掛かっており、角田さんも気づかなかったという。発見により欄間は改修せず、そのままにした。1体の龍は正面から見ると、にらみつけているように見える。
 落慶式では御本寺の花井寺住職を招き、読経と写経があった。角田さんは「信徒が安心していられる寺であり続けたい」と話した。
【林大二朗】
龍が彫刻された欄間
龍が彫刻された欄間
仏像が安置されている本堂と、住職の角田さん
仏像が安置されている本堂と、住職の角田さん
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