豊橋市が「パートナーシップ制度」導入検討

2020/12/15 00:00(公開)
パートナーシップ制度導入の方針を示した豊橋市役所
 豊橋市は、同性のカップルを婚姻と同じように認めるパートナーシップ制度=ことば=の導入を検討している。関係者が意見を交換する機会を設ける方針だ。
 10日にあった市議会12月定例会一般質問で、小原昌子氏(自民)の質問に市民協創部の古川尋久部長が答えた。
 市は性的少数者(LGBT)を支援するため、当事者らの相談に乗る体制づくりを進め、今年8月、外部の専門相談員による面談受け付けを始めた。男女共同参画の推進に向けて2022年度までの行動計画として、LGBT当事者への支援体制を充実する。しかし、問い合わせはあったものの、面談の実績は2件にとどまった。
 古川部長は答弁で「制度を導入する必要性が高まっている」と現状を説明した。
 婚姻届は民法上で第三者による証人が必要だが、市はパートナーシップ制度時は、カップルによる宣誓書に基づいたものにすることを考えている。
 導入時期について古川部長は「できるだけ早い時期のスタートを目指したい」と答えている。
【安藤聡】


ことば 
パートナーシップ制度
 同性のカップルを「結婚に相当する関係」と公認する制度。日本の民法は同性婚を認めていないが、自治体によるパートナーシップ証明で「家族」と認められるようになる。例えば生命保険や携帯電話の家族割、公営住宅の入居時などに適用される。2015年11月に東京都渋谷区と世田谷区で導入され、今月1日現在、県内では西尾、豊明市などをはじめとする国内66自治体で採用されている。
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 虹の森 住まいLOVE不動産 さわらび会 光生会 藤城建設 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国