ミニトマト初の機能性表示食品

2020/12/17 00:00(公開)
「野菜で元気GABA」
「野菜で元気GABA」
 「イノチオみらい」(豊橋市向草間町字北新切、大門弘明代表)が生産するミニトマトが、機能性表示食品「野菜で元気GABA」として東海地方の「マックスバリュ」一部店舗で販売中だ。生鮮ミニトマトとしては国内初の機能性表示食品となった。
 価格は198円(税別)程度、内容量は1パック約130㌘。100㌘あたり15㍉㌘のGABAが含まれているTY千果という品種のミニトマトだ。
 GABAは普通のミニトマトを含め、さまざまな食物から摂取できる。しかし「野菜で元気」は明確な科学的根拠を元に、GABAが一定量含まれていることを同社が保証する。同社は「野菜の魅力や健康への機能性を発信するとともに、お客さまへの訴求力の高い商品を生産し、付加価値の高い農産物の栽培を進めてまいります」とコメントしている。
 豊橋市新西浜町の「イノチオファーム豊橋」で生産している。施設のミニトマト生産量は年間約700㌧。県の施設園芸発展を推進するため、農業・流通関連企業、農協、大学、豊橋市と県を構成員とする愛知豊橋次世代施設園芸推進コンソーシアムの拠点だ。
 総面積3万8700平方㍍に合計約3万6000平方㍍のハウスがある。ミニトマトの状態はコンピューターで集中管理。水分や温度などが常に適切に保たれる体制となっている。県豊川浄化センターの放流水を熱源として利用し、環境への負荷軽減にも努めている。
 「イノチオみらい」が属する「イノチオグループ」は、1909年に田原市で開設された「石黒薬局」が起源。「イシグログループ」を前身に2015年、「イノチオホールディングス」を設立したことで「イノチオグループ」として出発した。創業110周年を迎えた。
【岸侑輝】
ファーム内で栽培されているミニトマト
ファーム内で栽培されているミニトマト
ファームを集中管理しているコンピューター
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