伊勢湾フェリー、正月三が日の利用者激減

2021/01/06 00:00(公開)
コロナ禍の影響が直撃した伊勢湾フェリー
コロナ禍の影響が直撃した伊勢湾フェリー
 伊勢湾フェリー(本社・三重県鳥羽市)がまとめた正月三が日の鳥羽伊良湖航路の旅客総数は、2743人となり、前年比75・6%減と大幅に落ち込んだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で政府の旅行需要喚起策「Go To トラベル」を一時停止したことも響いた。
 伊勢神宮参拝客でにぎわう元日の旅客数がもっとも減った。鳥羽と伊良湖両港の旅客総数は888人で77・6%減、伊良湖発は375人で8割も減った。
 「Go To」停止が決まったことで、元日は両港で観光バス計25台がキャンセルになった。毎年の見込客だった旅行会社の初詣ツアーは、企画内容と採算が合わなくなってキャンセルに至った。
 元日は例年、初日の出を見られる特別便を2便増発するが、こうした状況から今年は1便増にとどめた。さらに寒波に伴う強風で午前に2便が欠航。悪天候も追い打ちをかけた格好だ。
 同社業務部は「伊勢参りは東京方面からの利用も多く、感染再拡大で状況は悪化した。『Go To』停止で、さらに追い打ちをかけられた」とみている。
【加藤広宣】
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