豊橋総合動植物公園の公園長・瀧川さん本を出版

2021/02/05 00:00(公開)
初の著書を手にする瀧川直史公園長=のんほいパークで
初の著書を手にする瀧川直史公園長=のんほいパークで
 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の瀧川直史公園長(60)が6年間の園での思い出をまとめた「みんなここにおいでよ」(中日新聞社)を出版した。
 2015年度に事務長に着任、園長を経て18年度から公園長として運営に携わる。園で発信したブログ記事を中心に、テーマに沿った得意の詩も掲載した。
 長年携わった「穂の国とよはし芸術劇場」開館を見届け、次の異動先は畑違いの動物園。年間入園者100万人やゾウの群れ飼育導入など難題に挑んだ。
 着実に入園者を増やす一方で、動物が「コレクション」と思われるつらさも味わった。自然に近くストレスなく暮らせる、広々した放飼場にもつながった。
 旭山動物園園長の坂東元さんの誘いで17年からボルネオ島のゾウ保全活動に携わり、便利な暮らしがゾウの命を脅かすことを痛感した。
 地域にも広めようと、坂東さんを迎えた講演会などの啓発活動につなげた。現地活動も重ね「定年後も関わりたい」と意欲を見せる。
 このほか、後半は闘病生活の末に亡くなった妻との思い出や、翌日生まれた孫と対面時の心境も掲載。「いのち」と題した詩を添えた。
 価格は1400円(税込み)、売り上げの一部はのんほいパークの動物福祉事業に活用する。
【加藤広宣】
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