全国初の「宿場印」 二川と吉田を20日から発売

2021/03/10 00:00(公開)
全国初となる(左から)二川宿、吉田宿の「宿場印」
全国初となる(左から)二川宿、吉田宿の「宿場印」
 旧東海道の二川宿と吉田宿を題材にした「宿場印」が20日から、豊橋市内で発売開始される。観光土産に商品化した全国初の試み。各地の宿場町関係者らに呼び掛けてシリーズ化も目論む。
 はがき大(縦15㌢、横10㌢)の台紙に、宿場名と印章がプリントしてある。
 二川宿印は本陣を管理した馬場家の家紋、吉田宿は江戸時代に無料で荷を運ぶための証書「天満朱印状」の「駒引朱印」を載せた。書は二川宿本陣資料館元館長で、正円寺(牛川町)の前住職金仙宗哲さんによる。
 二川宿印が本陣資料館、吉田宿印は市美術博物館で販売。1枚300円(税込み)で、3000枚を印刷した。
 旅先でもらう証書としては、寺社を参拝した時に授かる「御朱印(ごしゅいん)」が有名。各地の城(跡)の来場記念に集める「御城印(ごじょういん)」も人気で、最近は「古墳印」など変わり種も現れた。
 市によると、旧東海道宿場町の関係者らが集まるシンポジウムで宿場印の企画について発表したところ、賛同する地域があったという。
 市の早野祐美子学芸員は「御城印などは地域ごとに集めるファンも多いと聞く。東海道五十三次で統一できるシリーズにできたら」と話す。
【加藤広宣】
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