田原で「文協まつり」 創立50年を記念

2021/05/25 00:00(公開)
川口さんの組子細工。模様はすべて細かな木材を組み合わせたもの
川口さんの組子細工。模様はすべて細かな木材を組み合わせたもの
 田原市田原町の田原文化会館で21日から23日まで、市文化協会創立50周年を記念する「2021年春の文協まつり」が開かれた。
 期間中、写真、絵画、陶芸、書道、生け花など文化協議会に加盟する団体から数多くの作品が展示された。23日は舞踊、カラオケ、詩吟などが同館文化ホールで披露され、多くの人が会場に足を運んだ。
 50周年を記念しての式典や、田原に縁ある偉人の紹介とともに、1988年の全国建具展示会で内閣総理大臣賞を受賞した川口秀丸さん(小中山町、川口木工所)の組子細工の展示もあった。多くの作品が展示された各会場では、来場者が展示作品を鑑賞して感嘆の声を漏らしていた。
 記念式典では文化協会の山本達夫会長があいさつ。協会の50年の歩みに触れ、「この厳しいコロナ禍の中で、今できることを精いっぱいやっていく」と、今回の開催にこぎ着けられたことを含めて、関係者に謝辞を送った。山下政良市長も駆けつけ、「力を出して仲間作りをして、新しいものを取り込んでほしい」と激励した。
【岸侑輝】
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