21日から県内「まん延防止」

2021/06/20 00:02(公開)
重点措置区域の14市町村。豊橋市は新規陽性者が唯一「ステージ4」となっている
重点措置区域の14市町村。豊橋市は新規陽性者が唯一「ステージ4」となっている
 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言は20日に解除される。県内は21日から「まん延防止等重点措置」の対象となる。期間は7月11日まで。このうち、新規陽性者が多かった豊橋市を含む14市町は重点措置区域となり、営業時間短縮要請などの対策を集中的に実施する。
 豊橋市は18日夜、市民や事業者に向けたメッセージを出した。市の新規陽性者が減らない現状を指摘し「感染防止対策が十分にできていない状況での、知人・友人とのバーベキューやホームパーティー、会食などが原因と考えられる患者が増加している」として、感染防止対策を呼びかける。

豊橋など14市町が重点区域

 豊橋市など重点措置対象区域の飲食店も、一定の要件を満たせば、午後7時までの酒類の提供が可能となった(午後8時閉店)。要件は①アクリル板など(パーティション)の設置または座席の間隔の確保②手指消毒の徹底③食事中以外のマスク着用の推奨④換気の徹底⑤入店制限-となっている。
 この要件を満たさない場合は酒類の提供は禁止され、協力金の支給対象外となり、場合によっては命令や過料の対象となるとしている。緊急事態宣言中に調査を受け、対策済みとなっている店は今後の調査から除外する。
 また、措置対象区域外の飲食店は午後9時までの時短営業が求められ、酒類は閉店に間に合うよう、時間的余裕をもって提供することが求められる。
 大村秀章知事は、重点措置対象区域について、人口10万人あたりの新規陽性者数の推移を中心に検討するとしている。豊橋市のみが「ステージ4」相当となっている。県全体の新規陽性者は「ステージ2」まで下がっている。変異株の広がりによる第5波の懸念もあり、もうしばらくの対策が求められそうだ。
【山田一晶】
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