国勢調査で東三河は豊川以外人口減

2021/06/28 00:02(公開)
東三河で唯一人口増となった豊川市(グーグル・アースから)
 2020年に実施された国勢調査の結果が発表された。前回調査(15年)に比べ、東三河は豊川市が増加したのみで、他はすべて減少した。県全体は過去最低の伸び率ながら0・8%増加して754万6192人の全国4位となっており、当地の衰退傾向が浮き彫りになった。
 自治体別にみると、豊橋市は37万2134人で15年比2631人減。10年調査では4186人(1・1%)増加していたため、2期連続で減った。県内順位は前回と同じ5位だった。
 豊川市は18万4659人で同2223人(1・2%)の増加。人口が増加したのは54自治体中32市町村あり、豊川市の伸び率は21番目になる。自然減を社会増が上回ったのが要因。
 蒲郡市は7万9501人で同1599人減。8万人を割り込んだ。
 新城市は4万4382人で同2751人減。県内の市では最も減少率が高く5・8%の減だった。
 田原市は5万9379人で同2985人減。6万人を割り込んだ。減少率は4・8%で新城市に次いで高い。
 北設楽郡は設楽町が4445人で629人減。東栄町が2942人で504
人減。豊根村が1017人で118人減だった。減少率は東栄町が県内で最も高く14・6%減。次いで設楽町(12・4%減)、3位が南知多町(11・2%減)で4位が豊根村(10・4%減)の順だった。
 人口増加率でみると、トップは幸田町で7・4%増と高かった。続いて大治町(4・6%)、大府市(4・5%)、長久手市(4・4%)、大口町(4・2%)の順。名古屋市近郊の自治体が高い。 
 政令市の名古屋市は233万3406人で1・6%の増加。中核市は豊橋市を除くと岡崎市が38万4805人で1・0%の増加となったほかは、豊田市が42万2551人(0・007%減)、今年4月に中核市に移行した一宮市が37万9981人(0・2%減)だった。
【山田一晶】
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