最優秀賞に、あつみが手掛ける魚醤の「鰻能」

2021/08/15 00:00(公開)
最優秀賞に輝いた「鰻能」
最優秀賞に輝いた「鰻能」
 県産農林水産物を活用した加工食品を新たに掘り起こす今年度「愛知のふるさと食品コンテスト」で、水産加工・鮮魚小売業「あつみ」(豊橋市柳生町)の「鰻能(ばんのう)」が最優秀賞(知事賞)に選ばれた。一般社団法人食品産業センター主催の「優良ふるさと食品中央コンクール」の愛知代表として県が推薦する。
 「鰻能」は、発酵の力を使い、通常では利用されていないウナギの頭部を魚醤(ぎょしょう)にする。全国的にも例にない未利用資源の活用となる。色は淡く、匂いもやわらかく、旨味が豊富。昨年5月に製造を始めた。1本800円。調味料メーカー「イチビキ」と「海みらい研究所」と「あつみ」の共同開発。命名したのは県立豊丘高校の生徒だ。
 審査では「旨味抜群。少し足すだけで深い味わいになる。生産者、企業、学生など地域が連携して商品化した。ネーミングもパッケージも力強いイメージが伝わる」との講評を受けた。
 食品コンテストは今年、46商品の応募があった。優秀賞の愛知食品産業振興協会会長賞と農業水産局長賞には、それぞれ「大日食品」(東海市)の「愛知のキムチカップ180g」と「ココトモファーム」(犬山市)の「ココトモバウムハード玄米」が選ばれた。
(後藤康之)
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