古関裕而レコードなど福島の記念館へ寄贈

2021/08/26 00:00(公開)
古関裕而記念館にSPレコードなどを寄贈した大塚さん
古関裕而記念館にSPレコードなどを寄贈した大塚さん
 豊川市国府町在住の収集家、大塚房雄さん(65)が、昨年のNHK連続テレビ小説「エール」で話題となった作曲家、古関裕而のSP(蓄音機用)レコード2枚などを、古関が生まれ育った福島市にある「古関裕而記念館」に寄贈した。
 昭和のレコードや蓄音機、映画のポスターなどを集める大塚さんは近年、福祉施設への寄付や展示などをしていたが、新型コロナウイルス禍で活動も限られ、コレクションを断捨離。古関が作曲した「黒百合の歌」と、古関がハモンドオルガンで伴奏し森繁久弥が歌う「船頭小唄」のSPレコードを、歌詞カードやジャケットも付いており貴重だと感じ、古関裕而記念館に問い合わせた。「ドーナツ盤と呼ばれるレコードはあるが、SPレコードは所蔵していない」という返事をもらい、寄贈することにした。
 今月上旬に福島へ赴き、古関の妻、金子(きんこ)さんの母校である豊橋高等女学校(現・豊橋東高校)の学校史も合わせて記念館に届けた。
 元豊川市職員の大塚さんは東日本大震災の翌2012年、復興支援職員として宮城県石巻市に赴任。その後も何度も被災地を訪れている。「福島は原発関連で他県よりも復興が遅れているのを目の当たりにした。早く人のにぎわいが戻るよう願いを持ち、まだまだ自分にできることはやって東北へエールを送り続けたい」と話す。
(由本裕貴)
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