県SDGs登録制度を創設

　県はＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）に取り組む企業が増えてきたため、県のＳＤＧｓ登録制度を創設し、１日から企業や団体を募集する。大村秀章知事が定例記者会見で発表した。
　ＳＤＧｓ達成に向けた企業の取り組みを可視化してさらに普及させる。登録対象は、県内に事業所を持ち、ＳＤＧｓを実施している企業や団体。「経済、社会、環境の３分野すべてに関わる取り組みを実施している」「その内容について具体的な目標を設定し、ＳＤＧｓの17のゴールとひもづけている」「自社のホームページや会社案内などで発信している」－などが条件。
　登録した企業や団体は、県ホームページで紹介し、登録者同士の交流会への参加などマッチング支援の機会を得られるメリットがある。登録者には県から、県産間伐材を使用し、障害者福祉施設で作った木製の登録証が贈られる。
　登録は１日から県企画課企画第２グループ（０５２・９５４・６４７３）で受け付ける。
　大村知事は「今年度中に１５０企業や団体からの登録を見込んでいる」と話した。
（後藤康之）