戸山流東海道場が居合披露

2021/10/12 00:00(公開)
「邪念邪欲」の文字を真っ二つに切り裂く会員=東田神明宮で
「邪念邪欲」の文字を真っ二つに切り裂く会員=東田神明宮で
 豊橋市御園町の東田神明宮で10日、秋の例大祭があり、「戸山流居合道東海道場」(川原義之代表)の会員らが真剣を使った演武を披露した。
 この日は川原代表ら道場会員6人が真剣を使った「試し切り」や型の演武を神前に納め、見守る参拝客らに日頃の稽古の成果を披露した。
 試し切りでは全神経を刃先に集め、畳表を筒状に巻いた標的めがけて刀を振り下ろし、断面も鮮やかに断ち切った。標的の筒には「邪念邪欲」「コロナ感染」と書いた和紙を巻き、神前で災いを断ち切って平穏な暮らしの訪れを願った。
 東海道場は前田南2で2006年に開場。大祭での奉納儀式も毎年続けていたが、昨年はコロナ禍で中止された。
 川原代表は「コロナ禍では己を律する精神が問われると思う。一日も早く穏やかな日々に戻ってほしい」と願った。
【加藤広宣】
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