渥美農業高が牛飼育副産物のお米販売

2021/10/15 00:00(公開)
渥美農業生徒による米の販売=成章高校で(提供)
渥美農業生徒による米の販売=成章高校で(提供)
 県立渥美農業高校は、牛の餌として育てた稲から取れた米「うまい!うし米(まい)!~牛たちからの福産物~」を県立成章高校で販売した。
 飼育する牛の餌に使う稲わらを生徒が田植えから収穫まで手がける。渥美農は、和牛を生産する農業高校生の全国大会「和牛甲子園」に牛を出品する。米を販売することで、同校が和牛甲子園に出品した県ブランド「みかわ牛」や学校の活動を知ってもらう。
 今年度は新型コロナウイルス対策で成章高校での販売のみだった。渥美農の生徒が成章高校でブースを開き、教員に10㌔の米袋を手渡しして販売した。複数購入した教員もいたという。販売に参加した渥美農の生徒は「私たちの活動に興味を持ってくれてうれしかった」と笑顔で語った。
 渥美農は和牛甲子園に第3回大会から出場している。2度目の挑戦となった昨年度の第4回大会は、取組評価部門で優秀賞を獲得した。今年度は同校がみかわ牛出荷者協議会へ加わったことから、そのPRや、肉用牛でのJGAP(日本版の「農業生産工程管理」)認証取得への挑戦など、これまで以上の取り組みを実施している。来年1月の第5回大会では2年連続入賞を目指す。
【岸侑輝】
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