蒲郡で採れたブドウ使い東三河5JCがワイン完成

2021/10/23 00:02(公開)
完成したワインを手に持つ研究会メンバー=蒲郡市神ノ郷町で
完成したワインを手に持つ研究会メンバー=蒲郡市神ノ郷町で
 豊橋、豊川、蒲郡、新城、田原の青年会議所でつくる「東三河5JC広域問題研究会」が蒲郡市神ノ郷町の畑で育てたブドウの実から、初めてのワインが完成した。ワインの名は「become one(一つになる)」。
 2019年度の研究会メンバーが「東三河シャンパーニュ構想」を提唱した。5市で育てたブドウから一つのワインを作り、新しいブランドとして地域を盛り上げる。同年5月、田原市で最初のブドウの苗を植えた。JCの事業は単年度制のため、「東三河ワイナリー実行委員会」を設立して継続できるようにした。
 そして20年4月、蒲郡市で元ミカン農家のハウスを使い12本のデラウェアの苗を育て始めた。農業経験がないメンバーは地元の農家や長野県のワイン製造会社のアドバイスを受けた。
 今年8月に約10本の苗木からブドウを収穫した。長野県の会社に委託し、34本の白ワインが完成した。実行委員会の松尾篤さんは「ゆくゆくは5市で採れたブドウを一つのワインにしたい」と期待を込めた。
 ワインは各JCと、活動に協賛した企業に配る予定。
【林大二朗】
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