豊橋のプラットで市民オペラ

　三河市民オペラ制作委員会による「オペラ・コンサート」が10月31日、豊橋市西小田原町の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で開かれた。東愛知新聞社など後援。
　委員会は次回オペラ公演を２０２３年５月６～７日に上演する。それまでの間、オペラの魅力を体感してもらい、さらにファンを増やそうとコンサートを続ける。
　この日の出演は、メゾソプラノの谷口睦美さん。テノールは、笛田博昭さん。さらに豊橋市在住の岡田尚之さんが友情出演した。笛田さんの体調不良により、プログラムを変更し、一部の演目で岡田さんが代役を務めた。２人による幕間のトークによると、本場のイタリアではよくあることだという。ピアノは小埜寺美樹さん。
　コンサートは笛田さんによるベッリーニ「フィッリデの悲しげな姿よ」で幕開け。谷口さんのマスカーニ「アヴェ・マリア」が続いた。前半を締めたのは、谷口さんと岡田さんによるヴェルディ「アイーダ」の一幕。
　感染防止策が講じられた客席には多くの人が詰めかけ、演目が終わるたびに大きな拍手を送っていた。
【山田一晶】