鳳来寺山自然科学博物館で「新城の豊かな川展」

2022/01/06 00:00(公開)
市内を流れる豊川の解説パネル=新城市鳳来寺山自然科学博物館で
市内を流れる豊川の解説パネル=新城市鳳来寺山自然科学博物館で
 新城市内を流れる豊川(とよがわ)や宇連川などの川を紹介する特別展「新城の豊かな川展」が、市鳳来寺山自然科学博物館で開かれている。沿岸の地形や生物を30枚のパネルで解説する。3月31日まで。
 豊川は段戸山一帯を水源に三河湾に注ぐ77㌔の1級河川。新城市内を流れる本流に巴川、海老川などの支流が流れ込む。流域の地形は、中央構造線が通り、侵食を受けて段丘が形成されたこと、上流部では断面がV字形になった谷間が見られる。
 豊川水系の宇連川では板を敷いたような平らな河床「板敷」と、支流の黄柳川は断層のずれによって川が蛇行していることを説明する。
 歴史の舞台となった長篠城は「豊川と宇連川が侵食してできた場所。もろく崩れやすい断層岩の崖に囲まれた地形は攻めにくく、小さいながらも難攻不落の場所」、設楽原の戦いの場となった連吾川は「段丘崖に陣取った織田・徳川連合軍が地形を有効に利用した」と解説する。
 生物は岩場に見られる植物「カワラハンノキ」「カワブチゴケ」や野鳥「ヤマセミ」「カワガラス」、流域で見られる石を紹介している。
 午前9時半~午後4時半。火曜休館。入館料は大人220円、中学生以下100円。
【安藤聡】
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