蒲郡市消防本部などは9日、港町の竹島ふ頭で出初め式を開いた。ドローンを使って式典の様子を初めて空から取材した。
鈴木寿明市長をはじめ、消防職員と消防団員計166人が参加、指揮車やポンプ車などが出動した。新型コロナウイルスの影響で昨年に続き、市ジュニア吹奏楽団と訓練展示を取り止め、式典は非公開。
一斉放水や分列行進などは地上から取材したことがある。ドローンを使って空から見てみたいと考え、市消防本部などから特別に許可を得た。
ふ頭付近は風が強いが、この日は無風状態で絶好の飛行日和。海岸上空からは消防職員が車両の前で整列し、式の開始時刻まで待っているのが見えた。消防車両を上から眺めるのはめったにない貴重な体験だった。
式典が始まり、鈴木市長らが観閲した。分列行進では赤色灯を点灯する消防車両が徐行しながら会場を走行した。操作画面に映るのは今まで見たことがない光景で、ミニカーが動いているような感覚だった。
職員と団員が海岸を目掛けて一斉放水した。水の勢いが強く、まるでクモの糸のように見える。ポンプ車の姿が消えてしまうほどだった。
最後は鈴木市長が職員らを前に日頃からの活動に感謝の言葉を述べ、災害に強い蒲郡にしていくことなどを話して終わった。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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