家康ゆかりの地を新城の観光振興へ活用

2022/02/03 00:00(公開)
家康とのゆかりを説明する湯浅館長=新城市役所で
家康とのゆかりを説明する湯浅館長=新城市役所で
 新城市内にある徳川家康ゆかりの地を観光に生かす「活用推進会議」が2日、市役所であった。商工や宿泊業、農協、歴史研究会など25機関が集まった。来年、NHK大河ドラマ「どうする家康」が放映され、2025年には「長篠・設楽原合戦」から450年の節目を迎える。関係団体で経済効果を生み出すPRについて話し合った。
 鳳来寺山中にある鳳来山東照宮は、3代将軍家光が祖父の家康をまつるために建てられた。家康像が納められている。ほかにも、下吉田の満光寺では、武田軍に追われた家康が、早く鳴いたニワトリのおかげで命を助けられたという逸話がある。
 市は来年のドラマ放映から26年までは野田城開城、長篠・設楽原合戦、新城城開城と450年の節目が続くことから「徳川家康ゆかりの地」としてPRすることにした。
 設楽原歴史資料館の湯浅大司館長は「鳳来山東照宮は家康の生誕にちなんでまつられた唯一の場所です」と解説した。
 参加団体からは「ドラマだけでなく節目も迎える。またとない機会」と期待の声が上がる一方、「一過性に終わらないようにしたい」との意見も出た。新城青年会議所は地域振興を考えるプロジェクトを立ち上げることを示した。
 市は今後、県が進める武将観光と連携し、推進体制を整える。
【安藤聡】
鳳来山東照宮
鳳来山東照宮
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