田原でカーネーションの出荷最盛期

2022/04/15 00:00(公開)
花弁の状態を見極める河合さん=田原市野田町の温室で
花弁の状態を見極める河合さん=田原市野田町の温室で
 母の日(5月8日)に向け、田原市ではカーネーションの出荷が最盛期を迎えている。JA愛知みなみ田原カーネーション部会長の河合利弘さんも、出荷作業に追われている。
 河合さんは野田町に約940坪の温室がある。就農34年目。妻や父母と家族で取り組んでいる。スタンダードな赤や白、ピンク、スプレータイプなど5品種を育てる。
 カーネーションの出荷が始まるのは10月頃から。育った苗から次々につぼみが立ち上がる。店頭に並ぶ頃に咲きそろうよう、花弁の状態などを見極めて刈り取っていく。年間出荷数は約40万本。5月末まで出荷は続き、6月下旬には次の苗を準備する。ほぼ1年を通して世話をしている。
 出来栄えは例年通り。しかし今期は寒い日が続いたため開花が遅れている。母の日がもっとも早い8日になっているため、間に合うかどうかを心配している。暖房費の値上がりも痛い。
 日持ちが良いため冠婚葬祭や入学式、卒業式などにも使われる。河合さんは「真心込めて育てているので、大切な時に、大切な人に贈っていただけたら」と語った。
【岸侑輝】
次々に花開くカーネーション
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