新城市が「ニューキャッスル絆募金」を欧州の3都市に預託

2022/07/22 00:00(公開)
チェコのノヴェ・フラディ市で続く救援物資の運搬活動( Robert Dulfer Rozmberk Society)
チェコのノヴェ・フラディ市で続く救援物資の運搬活動( Robert Dulfer Rozmberk Society)
 新城市は、「ニューキャッスル絆募金」と名付けて募っていた浄財を、ロシアの侵攻で避難したウクライナ人を受け入れた欧州の「新しい城」を意味する3都市に預託したと発表した。559万197円が集まったという。
 ウクライナ人はロシアの侵攻後、周辺各国に避難した。新城市など15カ国17都市でつくる「ニューキャッスル・アライアンス(同盟)」に加盟する隣国スロバキアの「ノヴェ・ザムキー」、チェコの「ノヴェ・フラディ」、ラトビアの「ヤンピルス」の各都市でも避難民を受け入れた。
 新城市は「ニューキャッスル絆募金」と名付けて支援を決め、4月18日から6月末に浄財を募った。送金額は3都市の合計避難者数から人数割合で配分した。避難者274人のノヴェ・ザムキー市には2回に分けて計362万6657円、100人のノヴェ・フラディ市に126万9600円、50人のヤンピルス市に66万2400円を送った。残金は送金に際しての金融機関の手数料に充てた。
 ノヴェ・ザムキー市には6月中旬に1回目を送った。同20日付でオトカル・クレイン市長から下江洋行市長宛てに「アライアンスの交流関係で支援し合えたことに感謝します」などとするメッセージが寄せられた。
 またノヴェ・フラディ市からは避難者のために布を集めたり、ボランティアが子どもたちの世話をしたり、フードバンクで食料支援を続けたりしていることを新城市に報告してきた。
【安藤聡】
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