豊川市が平和祈念式典

　豊川市の平和祈念式典が７日、市文化会館で営まれた。新型コロナウイルス対策で、出席者は５人のみ。式典の様子はオンラインで配信された。
　１分間の黙とうに続いて早川喬俊市議会議長が式辞を述べた。献花があり、平和宣言が朗読された。新型コロナ検査で陽性となった竹本幸夫市長に代わり、田中義章副市長が宣言を朗読した。コロナの急拡大で一時は式典の開催中止も検討されたという。それでも「戦争による悲惨出来事を後世に伝えていくという使命」で規模を大幅に縮小しての開催となった。
　そしてロシアによるウクライナ侵攻など、各地で紛争が生じている現状を指摘。「子どもたちの明るい未来に向けて、戦争のない世界、核兵器のない世界の実現を目指し、恒久平和に向けて全力を尽くすことをお誓い申し上げます」と結んだ。
　この後、事前に収録した市立一宮中学の生徒による平和へのスピーチと、吹奏楽演奏の映像が流された。
　一般の自由献花には80人が訪れた。
【山田一晶】