田原で屋内凧揚げ競技会

2022/08/11 00:00(公開)
手元まで凧を引き寄せた西原さん㊥=衣笠小学校で
手元まで凧を引き寄せた西原さん㊥=衣笠小学校で
 田原市で伝統の田原凧(たこ)後継者育成に励む「凧の学校はやぶさ」は10日、屋内凧揚げ競技会を市立衣笠小学校体育館で開催した。
 13日まで、市中央公園などで開いている夏休み特別教室の一環。風のない屋内で凧を揚げ、糸を引く技術だけでいかに長く飛ばすことができるかを競う田原凧保存会考案の「カイト・フライング・タイム」大会。
 はやぶさの凧師や衣笠小の児童を中心に20人が参加。はやぶさ東京校の西原瑞騎さんも参加した。凧の大きさ別に1枚、2枚、9枚小でそれぞれ競い、赤青の2チーム対抗で争った。
 1枚は和紙1枚分相当の大きさの凧。軽く小さい分糸を少し引くだけでよく揚がる。その分空中で安定している時間も短く、チームごとに3枚ずつ揚がった凧はすぐに下がり始める。揚げ手は糸を小刻みに引いて、高度を稼いだ。
 2枚、9枚小の凧は重く揚がりにくいが、その分一度揚がれば安定する。どの凧も屋外とは違う技術が求められ、ベテランの凧師も苦戦するシーンがあった。いずれも10~20秒の短い時間で勝敗が決まった。
 計6回で、青チームが勝利を収めた。1枚凧では西原さんと八木慎吾さん(衣笠小4)が14秒3の好タイムを出した。西原さんは「外で揚げるのより好きかも」と語った。八木さんは「風がない分、手の動きだけで揚げるのが難しい」と語った。
【岸侑輝】
はやぶさの凧師と参加者の皆さん
はやぶさの凧師と参加者の皆さん
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