災害時に最適な移動式浄水器

2022/08/14 00:00(公開)
災害時に活用できる持ち運びが便利な浄水器「ライフカート」=土岐で
災害時に活用できる持ち運びが便利な浄水器「ライフカート」=土岐で
豊川の土岐が開発、販売

 水道などの設備の設計製作「土岐」(豊川市市田町)は、移動式浄水器「ライフカート」を開発、発売した。災害時に活用でき、井戸、河川、プール、防火水槽などの水を1日で約5700㍑、飲料水にできる。
 高さ90㌢、幅60㌢、奥行き50㌢のカート式で、女性や高齢者がでも「キャリーケース」のように簡単に移動できる。ポンプで水をくみ上げ、五つのフィルターできれいにする。透析や手術に使えるレベルまで浄水する。ホースはケース内に入っており、使用時につなげる。
 大容量バッテリーを搭載しており、フル充電で約25時間使える。太陽光発電装置も付属しており、停電時でも使用できる。さらにバッテリーの安全性を考慮し、一般的な「リチウムイオン電池」に比べ、発火するリスクが非常に低い「リン酸鉄バッテリー」を搭載した。防水防塵で丈夫なうえ操作も簡単だ。
 土岐新也社長は「災害時に最も必要なものは飲料水。備蓄しているペットボトルだけでは不足する事態が想定されます。場所をとらないので、防災備品と一緒に置いてほしい」と話す。
 110万円(税別)。別売りで海水を飲料水にできるキット(税別150万円)がある。問い合わせは土岐(0533・95・5588)へ。
【竹下貴信】
使い方のイメージ
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