豊橋の「向弘苑」で万灯万華会

2022/08/15 00:00(公開)
幽玄の世界をつくりだす大小の絵灯籠=向弘苑で
幽玄の世界をつくりだす大小の絵灯籠=向弘苑で
豊橋市向山町の真言宗の寺院「向弘苑(こうこうえん)」で13日夜、盆の恒例行事「万灯万華会(まんどうまんげえ)」があり、1000個の灯籠が境内にともされ、幽玄の世界をつくり出した。
 昭和から平成に元号が変わった1989年に始まった。さまざまな灯籠を宙に浮かべ、先祖の供養や家内安全などを祈る。灯籠は住職の阿邉永晋さんらが準備する。
 午後4時頃から、信徒らがろうそくに火をともす。信徒らによる竹飾りにも火が入り、日暮れの境内を照らす。頭上には色とりどりの灯籠が浮かび上がり、幻想的な風景が広がった。
 絵灯籠は5寸のものと1尺のものがあり、境内で買える。絵灯籠を買ってその場で飾る人のほか、一度家に持ち帰って改めてやって来る人もいた。
 近所の80代の女性は「この明かりを見るとお盆だな、と思う。新型コロナウイルスが早く収まるように」と話した。
 この日は太鼓の奉納演奏を予定していたが、雨のため中止となった。
【山田一晶】
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