スマホホルダの売り上げを保護犬・猫活動費に

2022/08/19 00:02(公開)
保護猫を抱く坪井住職㊧と石原さん=西光院で
保護猫を抱く坪井住職㊧と石原さん=西光院で
田原・西光院の坪井住職と豊橋「夢助工房」石原さん

 保護犬、保護猫活動をしている田原市浦町の西光院の坪井昭憲住職と、仏壇修復「夢助工房」(豊橋市富士見台5)の石原靖夫さんが協力し、卓上スマートフォンホルダーを作った。販売し、売り上げの一部を保護活動費用に充てる。
 アカシアの丈夫な集成材を使用。肉球マークが彫り込まれている。コンパクトだが縦と横置きに対応している。キーホルダーにもなる。税込み300円。11月12日に開催する西光院フェスと、同13日のスーパーカーフェスで販売予定。
 坪井住職は20年以上前から個人で犬猫の保護活動を続ける。幼い頃から動物を飼っていた経験や、近所で飼われていた犬が逃げ出し、行方が分かった時には殺処分されていたといった出来事から、不幸な犬猫を1匹でも減らしたいと活動している。
 犬猫の数にもよるが、保護活動にかかる費用は餌代や不妊・去勢手術の費用などで月10万~20万。すべて坪井住職が個人で負担している。「保護を必要とする犬、猫は思った以上に減らない」という。助けてくれる人も多いが、理解してくれない人も少なくなく、根気が必要だ。
 仕事で坪井住職と知り合った石原さんは「直接は難しいが、間接的に少しでも手助けを」との思いで協力し、ホルダーを作った。「寄付には抵抗があっても、ちょっとしたものがついてくるという感覚で買ってもらい、保護活動への理解が広がれば」と話した。
 坪井住職は寄付やボランティア活動で無理をするのは健全ではないとして「自分の労力を使って納得できる範囲内で」と石原さんや支援者に向けて語った。
 スマートフォンホルダーの販売に協力してくれる人や、保護犬、保護猫の新しい飼い主になってくれる人を探している。問い合わせは西光院(0531・22・1048)へ。
【岸侑輝】
肉球マーク入りスマートフォンホルダー
肉球マーク入りスマートフォンホルダー
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