乗用車型のドクターカーを3日から運行

2022/10/01 00:00(公開)
新しいドクターカーの出発式=豊川市民病院で(提供)
新しいドクターカーの出発式=豊川市民病院で(提供)
豊川市民病院と市消防本部が覚書

 豊川市民病院と市消防本部は、ドクターカー運行事業に関する覚書を結んだ。9月30日に出発式があった。3日から医師と看護師が救急現場へ駆けつけるドクターカーの運行を始める。
 救急車タイプのドクターカーではなく、医師や看護師が乗車して出動する乗用車型の緊急車両。消防本部の要請で緊急出動する。
 同市では前年度の実績で、119番から現場到着まで8・8分、病院に着くまで32・8分かかっている。病院内でしかできない高度な救急処置や薬剤投与を現場から初められる。緊急検査や手術の適応を病院に到着する前に医師が診断し、病院到着後、すみやかに治療に取りかかれる。
 豊川市以外の救急隊が市民病院へ患者を搬送する場合でも、要請に応じてドクターカーを運行する。救急車が市民病院へ向かう途中でドッキングすることもあるという。
 出動基準は「目撃のある心肺停止」「冷汗、呼吸困難を伴う胸痛(心疾患を疑う症例)」「(転落や自動車事故などの)高エネルギー事故」「5人以上が負傷していると予想される場合」など。
 水曜を除く平日午前9時から午後4時。出動要請があった場合には、原則として断らない。出動の際はサイレンを鳴らし、救急車と同じ「緊急走行」する。
【山田一晶】
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