JA愛知みなみ「とまらん♪オープンファーム」

2022/10/04 00:00(公開)
ハウスの仕組みについて解説する河合さん=田原市和地町で
ハウスの仕組みについて解説する河合さん=田原市和地町で
 JA愛知みなみのトマト生産部会「みなみレッド」は1日、田原市内で「とまらん♪オープンファーム」を開いた。ミニトマトの温室見学などに22人が参加し、農業の現場で生産者と交流した。
 「とまらん♪」は2001年に調理用トマトの研究会として、部会内に発足したトマト生産者チーム。同じブランド名で東京や名古屋市を中心に広く出荷している。
 この日は渥美半島の山林散策やマムの色染め体験を楽しんだ後、和地町にあるメンバーの河合竜太郎さんのハウスに移動した。
 河合さんは約1650平方㍍のハウスで3200本のミニトマトを育てている。品種は卵のようにやや細長い形が特徴の「アイコ」。管理にはコンピューターが導入され、自動で動く遮光カーテンやチューブを通して液肥を適時注入することで育てる養液栽培の様子に参加者は興味津々。土を使わずヤシがらのパックに植え付けられたミニトマトが高さ約3㍍まで伸びた状態で並ぶ姿に「工場みたい」とつぶやく声もあった。
 とまらんメンバーは栽培に使う機器や施設を解説。受粉のために使うセイヨウマルハナバチの働きぶりが花に付いたかみ跡で判別できることや、世話にかかる苦労なども語った。高木町のスイーツ専門店「バロック」が手がけた、河合さんのアイコを使ったジェラートも振る舞われた。
 河合さんは「農業に対する興味や関心を持ち、植物という生き物を相手にする仕事だと知ってほしい」と話した。
 来年2月にも開く予定で、「まったく違う様子が見られる」とPRする。
【岸侑輝】
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