「東栄ひだまりプラザ」が完成

2022/10/16 00:00(公開)
テープカットして完成を祝う村上町長(前列右から2人目)ら=いずれも東栄町本郷で
テープカットして完成を祝う村上町長(前列右から2人目)ら=いずれも東栄町本郷で
 東栄町が本郷に建設していた新しい診療所と保健福祉センターなどの複合施設「東栄ひだまりプラザ」が完成した。15日に村上孝治町長ら関係者が参加して式やテープカットで完工を祝った。11月1日から供用開始する。
 施設は、町立東栄小学校北側で、木造一部鉄筋コンクリート造平屋建て1980平方㍍。敷地西側に診療所、東側に保健福祉センターと子育て支援センターが入る。総事業費は約11億2087万円。
 診療所は三輪の東栄医療センター(旧東栄病院)から移転する。同センターで診察していた8科目のほか、「下川診療所」(眼科)も統合する。病床は今年4月から休診しており、移転に伴って同センターは無床の診療所の形態に変えて運営する。保健福祉センターはリハビリ、福祉、介護の部署を集約する。社会福祉協議会も入るほか、子育て支援の窓口も設ける。
 この日、小学校体育館で完工式があり、村上町長は「子どもから高齢者まで町民の心のより所となるよう運営します」とあいさつした。
 11月1日の開所と同時に町は本郷、下田、中設楽地区を巡りプラザを通る「東栄まちなか線」を新設する。また設楽町、豊根村を結ぶ二つの路線も乗り入れる。診療所内にはバスの運行状況を知らせる案内板を設けた。
 町は東栄医療センターでの人工透析を、医療従事者の確保困難や経営の悪化、入院患者の減少を理由に2020年3月に中止した。老朽化した現在の建物を取り壊し、本郷へ新しいセンターの建設を計画したが、入院病床は設けないと決めた。
【安藤聡】
診療所内に設けたバス運行状況の案内板
診療所内に設けたバス運行状況の案内板
保健福祉センター受付㊧など
保健福祉センター受付㊧など
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