豊橋で「市民活動団体見本市オレンジフェスタ」

　豊橋市民センター「カリオンビル」（松葉町２）で30日、同センターの市民活動プラザ（オレンジプラザ）による恒例の「市民活動団体見本市オレンジフェスタ」が開かれた。地元２５の団体、福祉施設が館内と松葉公園の一部で活動を紹介した。
　環境保全や生物、動物保護、障害者支援や生活サポートなど多彩な分野のボランティア団体が、日頃の活動の様子をパネル展示や動画上映、実演などで紹介。市内の障害者福祉施設も出展し、利用者の手作り品などを販売した。館内ではスタンプラリーもあり、子どもたちが各ブースを回ってシールを集めていた。
　「エリア・イノベーション・アライアンス」（東京都）代表理事の木下斉氏のまちづくりに関する講演会もあった。木下氏は「建物や設備だけでなく人に投資しないと成長できない」「地域活性化を図るなら国外にも通用するカテゴリーを探すことが大切」などとし、事例を挙げて具体的に説明した。木下氏とビオック代表取締役の村井裕一郎氏、市まちなか図書館館長の種田澪氏によるトークディスカッションもあった。
　センター長の吉田典子さんは「フェスタも地域に根付き、大勢の人に来てもらえた。もっと多くの人に、各団体のことを知ってもらいたい」と話した。
【田中博子】