個性豊かなアートをカレンダーに、新城で販売中

2022/11/12 00:00(公開)
カレンダーになった作品をPRする高安さん、杉浦さん、上田さん(右から)=新城市矢部のレインボーはうすで
 新城福祉会「レインボーはうす」は、生活介護事業所に通う障害者の絵を使った「2023 一点モノ工房卓上カレンダー」を作った。700部印刷し、新城市内5カ所で販売している。1部600円(税込み)。
 団体は2019年7月、重い障害を持つ人が描いた絵を事業所に貸し出す「レンタルアート」を始めた。同市町並の生活介護事業所「オレンジピント」に通う人たちだ。1点月1000円で、現在約20カ所に貸している。作品は毎月更新することから、協力する事業所からカレンダー化の提案があり、21年版から制作を続ける。
 今回は知的障害や発達障害、脳性まひのある22~59歳の通所者7人が描いた。2月は杉浦嘉紀さんの「恵方巻」、8月は上田清貴さんの「自然豊かな奥三河」。4月の「心ときめく春の和菓子」を色鉛筆で描いた高安康美さんは「絵を描くことはとても楽しいです」と話している。
 オレンジピントのほか、道の駅「もっくる新城」の奥三河観光案内所▽矢部の「レインボーはうす」▽町並の「レインボーのお菓子やさん」▽野田の西部福祉会館-で販売中。問い合わせはオレンジピント(080・1563・3369)へ。
【安藤聡】
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