豊橋で「530のまち環境フェスタ」

　豊橋市と「５３０（ごみぜろ）運動環境協議会」は12日、豊橋総合動植物公園で、環境問題などを考える「５３０のまち環境フェスタ」を開いた。吉本興業のお笑い芸人をゲストに、楽しみながらＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）を考えた。
　ＳＤＧｓをテーマにしたトークショーは、人気漫才コンビ「トータルテンボス」の大村朋宏さんと藤田憲右さんが、浅井由崇市長と掛け合いを披露。冒頭で「豊橋へ来たことがあるか」と問われた大村さんは「実は闇営業が問題化する以前、直（じか）営業に来たことがある」などと際どい言い回しのボケで会場を沸かせた。
　浅井市長は「お笑い好きの職員と来年のＭ１グランプリに出てみたいのだが、いいネタはありませんか」と相談。藤田さんが「今年の予選で負けた芸人のネタを再利用すればＳＤＧｓにもつながるのでは」と冗談を飛ばし、市長からツッコミを受けた。
　２人は「ＢＳよしもと」で12月放送予定の番組のため市内を訪れ、イノチオグループの農場や豊橋中央高校のごみ拾い活動などを取材した。
　市と吉本興業は今年度に連携協定を結び、環境先進都市としての情報発信やごみ減量などの取り組みへの機運を高めようと啓発するという。
　園内ではＳＤＧｓをテーマに若手や中堅芸人のお笑いライブや漫才教室があった。ごみ削減やＳＤＧｓに取り組む企業や団体を紹介する展示ブースや再利用品の無料配布などもにぎわった。
【加藤広宣】