砥鹿神社へ奉納前に神事 田原凧保存会のウサギ凧

2022/12/14 00:00(公開)
奉告祭参加者とウサギの凧=崋山神社で
奉告祭参加者とウサギの凧=崋山神社で
 田原市の「田原凧(たこ)保存会」は13日、来年のえと「卯(う)年」にちなみウサギを描いた凧の奉告祭を田原町の「崋山神社」で開いた。
 凧は横217㌢、縦125㌢。豊川市一宮町の「砥鹿神社」に24日に奉納するもので、2011年の辰(たつ)年から始まって、今回で12枚目。辰の凧と同時に奉納された武者の凧と一緒に、えとの凧を表神門に飾っている。
 神事には砥鹿神社の岩崎和夫宮司も参加。祝詞の奏上、玉串奉納などの神事を終えた後、実際に凧を揚げるところを岩崎宮司に披露した。
 この日は雨天だったため、近くの「田原文化会館」総合体育館に場所を移して実演した。大きな凧が熟練の凧師の手で舞い上がると、岩崎宮司も感動の声を上げた。
 「波兎」という伝統的な絵柄で、朝日を背に波を避けようと跳ねるウサギの姿が描かれている。これまで12体すべての絵を描いてきた凧絵師の佐々木邦夫さんは「ウサギのように災害などの難を避け、景気や運勢が跳ね上がれば」と願いを込めた。
 砥鹿神社では他の11枚の凧を待合室に飾る予定という。
【岸侑輝】
凧師の手で舞い上がった凧=田原文化会館で
凧師の手で舞い上がった凧=田原文化会館で
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