来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の第1話の試写会が13日、名古屋市東区のNHK名古屋放送局であった。初回は拡大版の60分。試写後は出演者らの記者会見があり、ご当地ゆかりのドラマのスタート(1月8日)に向けて機運が高まった。
脚本家の古沢良太さんが、誰もが知る歴史上の著名人、徳川家康の生涯を描く。主演は松本潤さん。国を背負う運命の下に生まれた一人の弱き少年が、やがて乱世を終わらせた奇跡と希望の物語になっている。
第1話は、後に「神君」と称される家康がまだ二郎三郎元信を名乗り、今川家の人質として暮らしている頃にさかのぼる。人形遊びが好きで、武芸はさっぱりの元信。今川義元が治める駿府の生活に慣れ、故郷の三河の田舎臭さに困惑する。
やがて今川家臣の娘、瀬名をめとり、子も生まれる中、桶狭間の戦いが近づく。いくさ嫌いのため義元に命じられた大高城への兵糧補給の役割にほっとするが、その途中には砦(とりで)の攻略が必要だった。蛮勇を奮って三河家臣団とともに敵陣を突破するが…というあらすじ。
記者会見では、家臣団の一員で鳥居元忠役の音尾琢真さん、大久保忠世役の小手伸也さんが登場。制作統括の村山峻平さんと一緒にドラマへの思いなどを語った。
会見で音尾さんと小手さんは、松本さんのことを「殿、殿」と呼んだ。音尾さんは松本さんについて「尊敬するプロ。元忠が元信さまを尊敬するような目線で松本さんを見ている」と話した。小手さんは「殿が『プレーヤーとして命をかける』と言っているので、アシストしなければ、という思い」などと述べた。ほかにも、松本さんの周囲への気遣いや全体を見渡す視野の広さなどのエピソードが語られた。
村山さんは「明るいキラキラとした世の中になってほしい、というメッセージがある。ドラマの奥の深みにあるものを感じてほしい」と話した。
【山田一晶】