見栄え悪いJR豊川駅の東西自由通路

2022/12/30 00:02(公開)
天井の塗装が剥がれている豊川駅東西自由通路
 JR豊川駅の東西自由通路の天井で、塗装が剥がれ落ち、見栄えが悪くなっている。住民からは「駅は豊川の顔。初詣には大勢が訪れる場所なので残念」との声が出ている。
 通路は、駅が橋上化したのに合わせて1996年に完成した。剥落が特にひどいのが、豊川商工会議所などがある東側の階段部分。天井の塗装が各所で剥げ落ちており、うらぶれた感じになっている。修復には多額の費用がかかる。管理する市道路河川管理課は「承知しているが、安全性に問題はなく、修復の予定はない」とする。
 バブル期の余波が残る1992年度に設計したことが要因らしい。当時は、見た目の素晴らしさへのこだわりが強く、維持管理についての意識が低かったという。
 ここでみると、天井がとても高く、塗り直すには全面的に足場をかける必要がある。さらにアーチになっていることも費用増につながる。同課の担当者は「見た目は素晴らしいのだが、維持管理費用がかかる」と話す。
 豊川最大の観光スポット、豊川稲荷は駅のすぐ近く。2024年には法堂の落慶法要、26年には小開帳、30年には御開帳を計画している。地域住民は「豊川稲荷を中心に、これから観光で地域を盛り上げていこうとしている。最寄りの駅がこれでは、せっかく来ていただいた観光客に、悪い印象を与える。豊川はさびれたまちだと思われてしまう」と嘆いている。
【竹下貴信】
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