東三河に本店のある3信用金庫で4日、仕事始め式があり、理事長らがあいさつした。
蒲郡信用金庫は、敷地内の蒲信神社で新年の参拝。本部役員、本店営業部幹部、関係会社役員が参列した。参加者一同で企業隆昌、健康安全等を祈願した。
本店コミュニティホールで新年交礼会を開いた。竹田知史理事長はロシアによるウクライナ侵攻で、資源の高騰などから賃金上昇を伴わない物価高が進行しているとして、経済情勢に注視が必要だと述べた。
一方、2021年度からスタートした3カ年経営計画の締めくくりを迎え、地域や顧客が抱える課題に向き合い最適な金融商品・サービスの提供に取み、地域の負託に応え、貸出金の増強に注力するよう求めた。来年度は創立75周年。地域経済活性化のため本部と営業店が一体となり、飛躍の年となるよう進みたいと結んだ。
豊橋信用金庫は午前8時半から、本部役職員56人が出席し、山口進理事長があいさつした。国際情勢や金融動向を踏まえながら「新型コロナウイルス抑制と経済活動の両立が進み、生産や個人消費が改善したことなどから、持ち直してきた」と指摘。昨年は創立100周年を締めくくり新しい未来に向けて歩み出したとして、「補助金コンサルティングサービス」の取り扱いを例に、契約が増えていることを報告した。
そのうえで、新年は豊橋信金のあるべき姿をしっかりと描き、相互扶助のもと、支援力を強化して付加価値の高いサービスの提供や、金融仲介機能を発揮する課題解決型金融の実践による持続可能なビジネスモデルを構築していくと語った。
豊川信用金庫は全役職員が朝礼時に真田光彦理事長の「年頭の辞」の映像を視聴した。
昨年の活動などを振り返り、今年もコロナ禍と物価高騰など厳しい環境が続くが、顧客の課題解決のため、これまで以上にその実情に応じた丁寧な対応が必要であると訴えた。そして今年度取り組むアクションプランとして①支援力・営業力の強化②地域サポート力の強化③業務効率の向上④人材育成の強化⑤経営力の向上-を掲げた。
昨年12月12日に設立した「地域商社みかわ株式会社」の経緯や展望を説明し、この商社が地域活性化の担い手として活躍するよう全役職員で協力してほしいと呼びかけた。
山口理事長=豊橋信金で(同)
真田理事長=豊川信金で(同)