豊橋・桜丘高で阪神大震災追悼集会

2023/01/18 00:02(公開)
灯籠で浮かび上がった「むすぶ」の文字=桜丘高校で
 阪神大震災の発生から28年を迎えた17日、豊橋市南牛川2の私立桜丘高校で犠牲者を悼む追悼集会があった。生徒らが黙祷を捧げ、亡くなった6434人の冥福を祈った。
 被災地の高齢者らと交流を続ける同好会「孫便りの会」が呼び掛け、生徒ら約150人が追悼した。発生時刻の半日後にあたる午後5時46分、神戸市の方角へ向けて全員で黙祷した。
 校庭には神戸市で早朝に開かれた「1・17のつどい」で、会場にともされた「むすぶ」の文字をペットボトル製の灯籠を並べて表した。
 震災翌年から27回目となる追悼集会は、新型コロナウイルス感染拡大のため、豊橋駅前での予定を中止して校庭で開くことにした。この日は3年生の一部を対象にした追悼集会もあった。12月の修学旅行で神戸市の震災関連施設を訪れた会の生徒が体験談を語り、防災の大切さを訴えた。
 会代表の伊地知花奈さん(3年)は「震災から長い時間がたった。被災者の思いを忘れず、風化させないような活動を続けたい」と未来へつなぐ必要性を説いた。
【加藤広宣】
被災地の神戸市へ向けて黙とうする生徒
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