アグリテックコンテストの最終選考

2023/01/20 00:00(公開)
終選考に進んだスタートアップの代表者(手前)ら=プラットで
 地元農家との共創を目指す農業系スタートアップに、豊橋市が事業化を支援するアグリテックコンテスト「TOYOHASHI AGRI MEETUP」の最終選考が18日、「穂の国とよはし芸術劇場プラット」であった。入賞3社には総額1000万円の支援金を配分。残る企業も事業化を視野に伴走支援を続ける。
 コンテストには応募した全国33社のうち、書類選考の通過者がこの日の最終選考に進んだ。地元農家との共創を想定した構想や事業計画を浅井由崇市長をはじめ、投資会社や農業関連団体の代表者らが審査した。
 入賞は、経営管理の効率化などを図るクラウドサービスを目指す「テラスマイル」(宮崎市)▽生産過程のエネルギー消費などから「エコ度」が分かるアプリを提案した「クオンクロップ」(東京都千代田区)▽脱炭素につながる土壌製造と排出権取引の仕組みを提案した「TOWING」(名古屋市)-が選ばれた。
 ほかにも、AI(人工知能)の技術を活用し、重労働な柿の収穫作業を手助けする無人運搬ロボットなどの提案があった。
 入賞者には、事業化につなげる実証実験に必要な資金を支援する。今後2カ月で実証実験計画をまとめる。
 入賞以外の提案企業も含め、今後2年間をめどに事業化へつなげる伴走支援を続ける。協業可能な市内の農家とのマッチングや研究者などを紹介するほか、将来的に出資を検討する金融機関や農業関連企業との橋渡しなどを想定する。
【加藤広宣】
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