アムールトラのマリン がん見つかる

2023/01/27 00:00(公開)
 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は25日、飼育するアムールトラのマリンの下あごにできている腫れ物を検査した結果、がんであることが分かったと発表した。手術ですべてを取り去るのは難しいといい、マリンの負担になるような措置はしない方針。
 今月16日に検査した結果、「扁平上皮がん」と分かった。犬や猫もなる悪性度の高いがんで皮膚、鼻、口、のど、肺などに発生する。
 マリンはすでに麻酔の影響もなくなった。餌をあまり食べようとしなかったため、肉をミキサーにかけて液状にしたものを与えるなどの工夫をしている。
 すでに18歳と高齢で、体に負担となるような治療はしない方針。がんの進行による痛みを軽減するなど、マリンの生活の質を保つことを優先する。
 検査以降は展示を中止しており、再開は未定。園は体の状態や治療経過をみて判断するとしている。
 マリンは2004年9月30日、静岡市立日本平動物園で三つ子の姉妹として生まれ、翌年にのんほいパークへやってきた。「神経質だけれど人懐っこい性格。水に入るとテンションがあがる」性格という。
 アムールトラはシベリア地方に生息する世界一大きくなる猫科の動物。雄の個体は全長3㍍、体重350㌔を超えた例もある。野生では500頭まで減っており、絶滅危惧種。
【山田一晶】
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