四谷千枚田の保全支援に感謝状 豊橋「丸八製菓」へ農水省

2023/02/14 00:02(公開)
串に「四谷千枚田」の焼き印を入れた五平餅。四谷千枚田の米を使っている=豊橋市高田町の丸八製菓で(2021年)
 「八雲だんご」で知られる「丸八製菓」(豊橋市高田町)が、農林水産省の「つなぐ棚田遺産委員会」から、「未来へつなぐ部門」の感謝状贈呈企業に選ばれた。贈呈式は3月9日にオンラインである。
 同社は、新城市の四谷千枚田の景観保全と保存継承を支援している。2014年から東三河地域の郵便局と提携し、千枚田で収穫した米を使った「四谷千枚田だんご五平餅セット」を販売する。さらに小中学生を対象にした「四谷の千枚田絵画コンクール」を開き、昭和の風景を再現した等身大の「リアルかかし」を置いている。
 これら活動を鞍掛山麓千枚田保存会が「表に出ない地味なことを含め、1年を通して支援していただいている」として委員会に推薦した。
 同社の鈴木昌敏会長は「保存会をはじめとする、多くの皆さんの協力で、活動が成り立っています。皆さんのおかげで選ばれました。今後も支援を続け、棚田の景観を後世に伝えていきたい」とコメントした。
 感謝状贈呈で、棚田地域の維持、保全、振興などに貢献する企業、大学などの取り組みを積極的に評価し、保存会などとの連携や協力を促進する。「未来へつなぐ」「人と人とをつなぐ」「クリエイティブ」の3部門に分け、全国で39の企業などを選んだ。
【竹下貴信】
丸八製菓の協力で置いた「リアルかかし」=四谷千枚田で(提供)
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