田口高生徒が猟師らに鳥獣害対策など学ぶ

2023/10/20 00:00(公開)
モデルガンを体験する生徒=田口高校で
 県立田口高校は19日、林業科2年生を対象に地域産業専門講座を開いた。12人が猟師から狩猟用のわなの説明を受け、捕獲した有害獣の活用法を考えた。
 外部講師として豊田市を拠点に活動するNPO法人「愛猟」理事長の鈴木康弘さん、名古屋市で装飾品をつくる横井弓美子さん、人間環境大学環境科学部講師の江口則和さんを迎えた。
 鈴木さんは、ニホンジカがツノをといだり、木の皮を食べたりして樹木に傷をつけていることから「森林被害の70%がシカによるもの。猟師が集まってNPOをつくった」と説明。森林の「くくりわな」の作動の仕方を教えた。また猟銃のモデルガンを使っての試射会も開いた。
 横井さんは捕獲した有害獣の利活用について講演。鹿やタヌキ、アライグマの皮を使ったマットやアクセサリーを紹介した。生徒からは「骨を砕いて肥料にする」のアイデアも出た。江口さんは森林で樹高などの測定にドローンやスマートフォンアプリが使われていることを説明した。
 受講した天野冬哉さんは「ドローンなどの新しい機械も林業に導入されていることがわかった」と感想を話した。
【安藤聡】
シカの加工品を紹介する横井さん
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