書道家の浜野さんが南米で書の普及

2024/11/15 06:00(公開)
ワークショップで筆の使い方の手本を見せる浜野さん

 豊橋市北山町の書道家浜野龍峰さん(64)がコロンビア、チリの南米2カ国へ10月7~29日の日程で訪問した。11年前から南米で書のデモンストレーションやワークショップをしており、これで南米大陸すべての国に行ったことになる。

 

 浜野さんは大きな作品を書く姿を見せるデモンストレーションや、人々に書を体験してもらうワークショップを展開してきた。さらに文字を手で書く大切さを伝える活動にも尽力している。現地で書を学ぶグループも生まれ、浜野さんを師匠として慕う。

 

 今回は、コロンビアの「国際図書展」で特別招待されたほか、チリの「国際週間」で特別ゲストとして政府から招かれた。デモンストレーションやワークショップを各地で繰り広げたほか、子どもたちが書に囲まれた空間で、バレエを踊るコラボ企画に協力。浜野さんの作品の中で、子どもたちが舞い、会場が盛り上がった。

 

 浜野さんは、スマートフォンの普及で文字をタップする時代になったことを懸念しており、手で書くことの大切さを伝える。「心を込めて文字を書き、相手に送ることで、殺伐とした世界の雰囲気が変わると思う。世界各地で戦争が起きており、さらに広がる可能性がある。これを変える力が手書きの文字にある」と話す。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

最新記事

日付で探す

虹の森 光生会 藤城建設 さわらび会 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国